グランパパです。お子様が産まれてからは子供の目線で生活をすることが大切になります。
子供ができると夫婦の生活は一変し、それまでは夫婦が中心であった物事がお子様を中心にしたものへと変わっていきます。
それと同時に、家にある家具や家電もお子様が過ごしやすいように買い替えを検討される方が多くいらっしゃいます。
買い替えを検討される家具の中でもベッドは上位に入り、お子様と一緒に眠るためにベッドを新調される方もいらっしゃいます。
そのような方におすすめのベッドは「ローベッド」や「フロアベッド」になります。
なぜローベッドやフロアベッドがおすすめなのか？
ローベッドやフロアベッドはベッドの高さが低いものでお部屋に開放感をもたせることができるベッドフレームで、床板の高さも約10cm程度なのでマットレスを置いても30cmに満たない高さにすることができます。
そのため、小さいお子様と一緒に眠るときに心配なベッドからの落下によるケガのリスクを減らしてくれます。
とくに乳幼児は寝返りやハイハイを始めたばかりなので、ちょっと目を離したすきにベッドから落下してしまったり、夜中に寝相が悪くてベッドから落下してしまうこともあります。
そのようなときにベッドの高さが高いと落下による衝撃で重大事故に繋がってしまう可能性もあります。
そうならないようにローベッドやフロアベッドといったベッドの高さの低いものを使うことがおすすめになります。
消費者庁によるベッドからの転落事故の注意喚起
ローベッドやフロアベッドのような低いベッドの方がおすすめな理由を転落事故の報告件数とともに考えていきます。
消費者庁では0～1歳児の大人用ベッドからの転落事故への注意喚起がされていて、平成22年12月から平成29年6月末までの統計では計564件（0歳児：457件、1歳児：107件）の転落事故があったことも報告されています。
ちなみに、下の表の転落件数を見て分かるように、0歳児ほど多く見られ、年齢が2歳以上になると転落件数は減少傾向にあることが分かります。
| 0歳 | 457 件 | 70.6 ％ |
| 1歳 | 107 件 | 16.5 ％ |
| 2歳 | 34 件 | 5.3 ％ |
| 3～6歳 | 49 件 | 7.6 ％ |
| 合計 | 647 件 | 100.0 ％ |
大人用ベッドから転落事故報告件数
参考：消費者庁
0～1歳児の大人用ベッドからの転落（全564件）による受傷内容は400件以上が頭部や顔のすり傷や打撲です。
ただ、窒息に至ったケースもありちょっとした転落だからと甘く見ていてはいけないことが分かります。
転落による事例の多くは50cm以上のベッド
転落事故では頭部の打撲や骨折などが起こる可能性がありますが、その多くはベッドの高さが50cm以上のときに起こっています。
50cmの高さは、女性の膝下の平均が43cmぐらいなので奥様の膝上ぐらいの高さになります。
お子様がいる家庭でベッドの高さが奥様の膝上ぐらいある場合には、転落事故によるお子様のケガのリスクが高まると考えられるので注意が必要です。
消費者庁ではベビーベッドを推奨しているが・・・
転落事故を踏まえ、消費者庁では大人用ベッドに寝かせるのではなく満2歳になるまではできる限りベビーベッドに寝かせることを推奨しています。
ただ、すべての家庭でベビーベッドでうまく寝貸しつけができるわけではありません。
大人用ベッドで寝貸しつけをしたあとにベビーベッドに子供を移動させることは、子育てで疲れ切っているママにとってはとても大変だったりします。
また、ベビーベッドに移動させた途端に目が覚めて泣き出してしまう赤ちゃんもたくさんいます。
それらのことを考えると、安全に添い寝ができるスペースを確保しておくことがとても重要なことだと言えます。
ローベッドやフロアベッドの高さは30cm以下で安心
ローベッドやフロアベッドからも転落のリスクはありますが、ベッドの高さが低いのでケガのリスクは格段に低下します。
ローベッドやフロアベッドの多くはフレームの高さが15cm以下ととても低く、マットレスを載せても30cm以下の高さになることがほとんどです。
そのため、小さいお子様がいても安心して使用することができます。
数年後に分割して使いたいなら「連結ベッド」もおすすめ
家族で一緒に眠るためのベッドとなるとクイーンサイズやキングサイズのものが理想的なのですが、この2つのサイズはクイーンサイズ（160cm）、キングサイズ（180cm）とかなり大きいサイズになってしまいます。
これだと、部屋への搬入が厳しいと感じてしまったり、家族で一緒に寝なくなったときに困るかもと感じたりする方もいるかもしれません。
そのようなときには「連結ベッド」の購入がおすすめです。
連結ベッドは2つのベッドを組み合わせることで大きなベッドにすることができるベッドで、もしも子供が大きくなり別々に寝ることになっても、連結をはずすことで別々に使用することができるとても便利なベッドです。
ちなみに、組み合わせ方しだいでキングサイズ以上の大きさを作ることも可能なので、寝室に広さがあるのであれば大家族用の大きなベッドを作ることもできます。
乳幼児がいる家庭では『ローベッド（フロアベッド）』がおすすめな理由｜まとめ
子供のベッドからの転落防止のリスクを考えると、ローベッドやフロアベッドの採用はかなり大きなメリットを得ることができそうです。
また、子供が成長し一人で寝るようになることを考え、長く使えるように連結ベッドでベッドの大きさを変化させるとさらに使い勝手が良いように感じます。
ご自宅の寝室の広さに合わせてローベッドやフロアベッド、連結ベッドなどを検討されてみてください。
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