こんにちは、グランパパです。今回は我が家の「分電盤・切替盤の配置」についてご紹介します。
間取りの設計も終盤に差し掛かり、最終仕様確認の最中に「分電盤」の配置について設計士さんに尋ねられました。
今までの打ち合わせではそのような話はまったく出ていなかったので、夫婦で顔を見合わせ「分電盤って何???」という感じでした。
さてどうしたものかという感じです(^^;)
『分電盤・切替盤』の配置問題!?
分電盤の配置は、2階への階段を上った正面になっていますが、そこでよろしいですか?
分電盤って何ですか?
ご家庭にあるブレーカーのことです。
あ~停電のときとかにさわるやつですね。
2階への階段を上って目の前に分電盤を配置するのかぁ。。。
打ち合わせで初めて分電盤をどこに配置するなんて話が出たので、何気なく設計士さんの言うことを聞き流してしまいました。
ん???2階への階段を上った正面って場所微妙じゃない???
まず階段を上ってすぐに分電盤があるなんて見栄えが悪いです。
あとは、分電盤って停電時に触るあれですよね???
分電盤の位置って少し高い位置に配置するので、イスに乗らないといけないかもしれません。
でも分電盤の作業をしている背中側は下りの階段。。。
もしも後ろに倒れれば階段を転げ落ちるということです・・・危険すぎます(^^;)
さすがによろしくないということで、分電盤の配置を変更することにしました。
まずは、分電盤のサイズを確認!!
分電盤の配置を決めてくださいとは言われましたが、配置する分電盤のサイズを把握していなかったので、まずは分電盤のサイズを確認することにしました。
教えてもらった「分電盤のサイズ」
幅 (㎜) | 高さ (㎜) | 奥行 (㎜) | |
---|---|---|---|
分電盤 | 536~94 | 320 | 95~110 |
切替盤 | 536 | 325 | 124 |
分電盤の幅や奥行きは、家の電気回路の数が増えるほど大きくなるみたいです。
突如現れた「切替盤」!?
表の中に「切替盤」というものがありますが、担当者さんに尋ねてみると我が家は蓄電池を採用するので分電盤と一緒に取り付けないといけないみたいです。
分電盤のサイズを考えると、それだけでも結構圧迫感がありそうなのに、切替盤まで追加で設置するとなると・・・頭を悩ませてしまいます(^^;)
非常時に使うからへんな場所には配置できないし、何よりも見えすぎる場所に配置すると見栄えが悪い・・・。
分電盤も切替盤も邪魔~。
どっか隠せないかな~。
分電盤・切替盤の配置案とそれに対しての不具合
分電盤と切替盤の配置は、最初に自動で配置されていた2階の階段を上ったすぐの場所からは絶対に移動させたかったので、夫婦でいくつか案を考えて設計士さんに確認してみることにしました。
配置案①:廊下の突き当りに設置
我が家の間取り設計では、廊下の突き当たりが窓になっていて両サイドがトイレ(引き戸)と階段下収納になっています。
その突き当たりの窓をなくして、その場所に分電盤と切替盤を配置しようかと考えました。
設計士さんどうですか?
廊下の突き当たりは外壁面になっているので、壁をふかす必要があり、トイレの扉に干渉するので取り付けは不可能です。
壁をふかす???
外壁面への設置では「ふかし壁」が必要になる!?
分電盤の配置を考えるときには、設置する箇所が外壁面の壁かどうかで、配置する箇所の形状が変わってきます。
もし、外壁面の壁に分電盤を設置する場合には、断熱材などに影響がないように「ふかし壁」という少し前に壁が出てくる壁になってしまいます。
そのため、部屋は狭くなり、ふかし壁に取り付けられた分電盤によって圧迫感も出てしまいます。
そんなわけで、廊下の突き当たりへの分電盤と切替盤の配置は却下になりました。
外壁面への分電盤と切替盤の配置では壁をふかす必要があるため、これを踏まえた上で配置場所を決めないといけないことと、夫婦としては壁をふかすことへの抵抗があったため、外壁面以外の壁への配置を考える必要が出てきました。
壁をふかすと部屋が狭くなり圧迫感が出てしまうので絶対イヤ!!
配置案②:階段下収納部分に配置
「配置案①」のことを踏まえ、外壁面ではない壁への配置を考えることにしました。
そこで、考えたのが階段下収納部分への分電盤と切替盤の配置です。
我が家の階段下収納は扉をつけないように設計しています。
そのため、分電盤と切替盤をすぐに確認することができるし、分電盤と切替盤を隠すことができるので見栄えも悪くなりません。
設計士さんどうですか?
階段下へは配線を回し込めないため、分電盤の取り付けができません。
階段下収納部分への配置は、かなり良い案だと思ったのですが残念ながら却下でした。
配線が回し込めないなら仕方がありません(^^;)
配置案③:脱衣所の洗濯機上の横壁への配置
現在住んでいるマンションでは、分電盤が洗濯機上の横壁に配置されています。
この分電盤のサイズを測ってみると、幅600㎜・高さ300㎜・奥行13㎜と一条工務店の担当者さんに教えてもらったものと同じようなサイズでした。
それなら、脱衣所の洗濯機上の横壁に配置しようかと考えたのですが・・・これには、夫婦でお互いに微妙だと意見が出ました。
分電盤・切替盤の用途を考えると洗濯機の上では使いずらい
分電盤は停電時に使用し、切替盤は通常電源からの電気供給と蓄電池からの電気供給を切り替えるために使用します。
分電盤はあまり使わなそうですが、切替盤については10年の売電期間が終了すると頻繁に使うようになりそうです。
そのときに、洗濯機の上に切替盤があるのは微妙じゃないかという話になりました。
分電盤と切替盤を縦に並べると結構な大きさになる
脱衣所の天井は240cmで、洗濯機の高さは110cmぐらいあります。
分電盤と切替盤の高さはそれぞれ30cmほどの高さがあるので、縦に2つを並べるとなると隙間の距離を合わせて80cmほど壁の場所を使ってしまうことになります。
そのことを考えると、洗濯機の横壁の部分は分電盤と切替盤で埋め尽くされてしまうことになってしまい、かなりの圧迫感があるのではないかという話になりました。
洗濯機の後ろの壁への配置も考えましたが、外壁面の壁なので壁をふかす必要が出てきて・・・脱衣室への分電盤と切替盤の配置はあきらめるしかなさそうです。
『分電盤・切替盤』の最終的な配置は・・・
分電盤と切替盤の配置をどこにするのかを夫婦でいろいろ話し合いましたが、廊下の突き当たり・階段下・脱衣所のどの場所に配置するにしても問題がありました。
我が家の間取りではそれ以外には、取り付けてもいいような場所がなくどうすることもできなかったので、2階の階段部分に壁をつくり、そこに分電盤と切替盤を配置することにしました。
その部分に壁をつくることによって、階段にある窓から2階の廊下への採光が失われてしまうデメリットはありましたが、もともとその部分は110cmの高さの壁で、転落のリスクを気にしていた場所だったのであまり気になりませんでした。
1階に配置できなかったことは残念ですが、無理に1階に配置して見栄えが悪くなったり、圧迫感が出たりするよりかはいいような気がします。
分電盤や切替盤の配置は、間取りの設計の最終段階で配置を求められるものなので、最適な配置箇所がなければ、どこに配置しようか迷うことになりそうです。
そのため、間取りの設計段階である程度の配置を決めておいた方があとあといいような気がします。
我が家はそれをしていなかったので、最後にかなり悩みました(^^;)