こんにちは、グランパパです。設計中の我が家のキッチンを検証してみました。
『キッチンの使いやすさを決めるワークトライアングルとは?|設計で取り入れたい4つのポイント』でキッチンの使いやすさを決定するポイントをまとめました。
この記事を参考に、「現在住んでいるマンションのキッチン」と「設計中のグランセゾンのキッチン」を検証してみることにしました。
ちなみに、現在のキッチンと設計中のキッチンのレイアウトは以下のような配置になっています。
現在のキッチンのレイアウト
現在、住んでいるマンションのキッチンは、カウンター型のキッチンになっていて、コンロの後ろに冷蔵庫があり、その横にカップボードがあるレイアウトになっています。
設計中のキッチンのレイアウト
設計中のグランセゾンのキッチンは、アイランド型のキッチンになっていて、コンロの後ろにカップボードがあり、その横に冷蔵庫があるレイアウトになっています。
我が家のキッチンのレイアウトを検証
検証を行う部分は、以下の4つになります。
- ワークトライアングル
- ワークトップ
- 調理スペースの広さ
- 作業スペース(通路の広さ)
①ワークトライアングルを検証
ワークトライアングルは、コンロ・シンク・冷蔵庫の3つを結んだ線でできる三角形のことで、このそれぞれを結んだ距離の合計が「360~660cm」になることが理想とされています。
また、コンロ・シンク・冷蔵庫のそれぞれの距離にも理想とする長さがあり、
- コンロ⇔シンク:120~180cm
- コンロ⇔冷蔵庫:120~270cm
- シンク⇔冷蔵庫:120~210cm
の距離が理想とされています。
現在のキッチン、設計中のキッチンをそれぞれワークトライアングルの理想の距離と比較してみました。
理想の距離 (cm) | 現在のキッチン (cm) | 設計中のキッチン (cm) | |
---|---|---|---|
コンロ⇔シンク | 120~180 | 150 | 137 |
コンロ⇔冷蔵庫 | 120~270 | 80 | 210 |
シンク⇔冷蔵庫 | 120~210 | 140 | 126 |
ワークトライアングル | 360~660 | 370 | 473 |
ワークトライアングルの検証結果
現在のキッチンでは、”理想の距離”と比較するとコンロと冷蔵庫の距離が80cmしかなく短いのが分かります。
実際に、生活している中でもそのことは感じていて、コンロを使用しているときに冷蔵庫から何かを取ろうとすると窮屈に感じることがあります。
それに比べて、設計中のキッチンでは、現在のキッチンよりもシンクからコンロ・冷蔵庫への距離は若干短くなるものの、今の生活で窮屈に感じているシンクと冷蔵庫の距離を長くとることができたので、ワークトライアングルは大きくなっています。
結果、現在のキッチンよりも広々としたキッチンにすることができそうです。
現在のキッチンは、コンロと冷蔵庫の距離が短いのでママが料理をしているときに、冷蔵庫からものを取り出しにくいです(^^;)
調理中に冷蔵庫にものを取りに来られると邪魔~!!
②ワークトップを検証
ワークトップはキッチンの高さのことで「身長(cm)÷2+5cm」が目安とされています。
これに夫婦の身長を当てはめると下の表のようになりました。
身長(cm) | 理想の高さ(cm) | |
---|---|---|
グランパパ | 175 | 92.5 |
グランママ | 153 | 76.5 |
ワークトップの検証結果
現在のキッチンのワークトップは85cmです。
個の高さと理想の高さを比較すると、パパは理想の高さよりも7.5cm(92.5-85=7.5)低く、ママは理想の高さより8.5cm(85-76.5=8.5)高いです。
そのため、お互いにキッチンを使うときには使いづらく感じることがあります。
また、夫婦それぞれの理想のワークトップの高さを比較すると、その差が16cm(92.5-76.5=16)あるので、新しく採用するキッチンでどのように調整するを検討する必要がありそうです。
グランセゾンで採用するキッチンは、80cm・85cm・90cmの3つの高さの選択ができるようなのですが、パパに合わせるなら90cm、ママに合わせるなら80cmの高さのキッチンを採用することになります。
その間をとるのであれば、現在のキッチンの高さと同じ85cmのワークトップになりますが、キッチンでの作業時間が多いのはママになるので、80cmの高さのキッチンを採用する予定です。
友達の家は、90cmのワークトップのキッチンを採用することで、足元に収納用の引き出しを取り付けることができたらしいよ。
その代わり、友達はキッチンを使うときには踏み台が必要みたい。
一条工務店のキッチンは、90cmのワークトップを採用しても収納用の引き出しを取り付けることはできないので、ママの身長に合わせた80cmのワークトップでいいかも。
③調理スペースの広さを検証
調理スペースとは、コンロとシンクの間のスペースのことをいい、理想の調理スペースは「60~90cm」とされています。
調理スペースの広さの検証結果
現在の調理スペースの広さは68.4cmで、理想とされる調理スペースの範囲内(60~90cm)には含まれていますが、前面のスペースなどはほとんどなく、狭さを感じることが多いです。
これに比べ、設計中のキッチンではシンク横のスペースや前面のスペースも調理スペースとして使えそうなので、かなりの広さを確保できそうです。
④作業スペース(通路の広さ)を検証
作業スペースは、キッチンとカップボードの間にできる広さのことで通路がどのくらい広いかで表されます。
この作業スペースは、調理中でも後ろを他の人が通りやすい広さを設計するのであれば120cm前後の広さを採用することが理想的とされています。
ただ、通常は90cm前後で設計されることが多いです。
作業スペース(通路の広さ)の検証結果
現在のキッチンは90cmの作業スペースです。
そのため、料理や茶碗洗いをしているときには、後ろを通りづらい状態になってしまい、かなり不便さを感じています。
とくに、茶碗洗いはキッチン下の食器洗浄機を引き出した状態で行うので、人はほぼ通れない広さになってしまいます。
そのため、このことを踏まえて設計しているキッチンは、キッチンからカップボードまでの距離を110cm程度離すようにしています。
理想とする120cmには少し足りないですが、現在のキッチンよりは作業スペースが広くなるので、ゆったりと作業をすることができます。
キッチンの作業スペースは、動線を考えてどのくらいのスペースをとるかを確認することが大切です。
我が家のキッチンのレイアウトを検証|まとめ
今回は、 『キッチンの使いやすさを決めるワークトライアングルとは?|設計で取り入れたい4つのポイント』においてまとめた記事を参考に、現在のキッチンと設計中のキッチンの使いやすさを検証してみました。
検証してみて気づいたことは、使いやすいキッチンのポイントとされるレイアウトと比較して、当てはまっていない部分については実際に使いづらさを感じているということです。
現在設計中のマイホームでは、現在使いづらさを感じている部分をなくすようにキッチンを設計していますが、自然と理想の距離に当てはまっているみたいです。
実際にキッチンを使ってみるまでは”絶対に使いやすい”とは言い切れませんが、理想に近いキッチンになっていることを期待してよさそうです(*^^*)