グランパパです。蓄電池の切替盤は自動と手動でどちらが便利なのか、停電時に蓄電池を有効活用するためにはどのような工夫が必要なのかをまとめました。
最近、マイホームに蓄電池を採用されるお宅が増えました。
蓄電池は毎日使うものではありませんが、台風や地震などの災害時に停電になってしまったときにはとても有用なアイテムです。
ただ、この有用なアイテムである蓄電池も計画的に使わないと、あっという間に充電切れを起こしてしまいます。
今回は、この蓄電池の有効的な活用方法についてまとめていきます。
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無料で間取りプランをGetできるタウンライフを見てみる≫≫蓄電池の切り替えは「手動・自動」でどちらが便利?
蓄電池を採用されたお宅には「通常電源」と「蓄電池電源」の切り替えをする切替盤が設置され、停電時には切り替えを行うことで蓄電池から電力を供給することができるようになります。
この電源の切り替えには自分で通常電源と蓄電池電源を切替える「手動切替」と、自動的に通常電源と蓄電池電源が切り替わる「自動切替」の2つのものがあります。
- 手動切替方式:停電時に自分で通常電源と蓄電池電源を切り替える
- 自動切替方式:停電になると自動で通常電源と蓄電池が切り替わる
この2つの切替方法にはそれぞれメリット・デメリットがあり、そのことを考慮した上でどちらの切替方法を選択するのかを選ぶことが重要です。
手動切替方式のメリット・デメリット
- 停電したときにすぐに把握することができる
- 必要な箇所の電源供給だけを選択することができる
手動切替方式では、停電になった際に自分で通常電源から蓄電池電源への切り替えを行わないといけません。
そのため、停電を自分で把握することができます。
また、電源供給を行う回路を自分で選択することができるので節約して電力を消費することができます。
- 夜間の停電では暗闇の中を切替盤まで移動しなくてはならない
- 停電の復旧時には自分で切り替えをする必要がある
- 外出時に停電になった場合には切替ができない(冷蔵庫など支障が出る家電製品への電力供給ができない)
手動切替方式では、停電になった際に自分で通常電源から蓄電池電源への切り替えを行わないといけません。
夜間の停電でもそれは変わらないので、暗闇の中を切替盤まで移動する必要があります。
また、いつ停電が復旧するかを確認しておくことも重要で、停電が復旧したことに気付いていないと停電復旧後も切り替えをするまで蓄電池の電力を使用してしまうことになります。
手動切替方式では外出時に停電になった場合には切り替えをすることができません。
そのため、冷蔵庫など電力供給がされないと支障が出る家電製品への電力供給がストップしてしまうことになります。
自動切替方式でのメリット・デメリット
- 停電になったとき、停電が復旧したときに自動で切り替えがされるので便利
- 夜間の停電で切替盤まで移動しなくてもよい
- 外出時の停電でも自動で切替がされるので安心(冷蔵庫など支障が出る家電製品への電力供給が止まることがない)
自動切替方式では、停電したときに自動で蓄電池からの電力供給に切り替わるので非常に便利です。
とくに、夜間の停電では暗闇の中を切替盤まで移動する必要もありません。
また、外出時の停電でも自動で電力供給が切り替わるので、冷蔵庫など支障が出る家電製品への電力供給が止まることがありません。
- 自動で電力供給が切り替わることによって停電したことに気付かない可能性がある(通常通り電力を消費してしまい電力切れを起こしてしまう)
自動切替方式では、停電になった時点で自動で蓄電池からの電力供給に切り替わります。
そのため、停電していることに気付かない可能性があります。
停電していることに気付かなければ、蓄電池からの電力供給になっているにもかかわらず、通常通り電力消費をしてしまうことになり、あっという間に蓄電池の電力切れを起こしてしまう可能性があります。
それぞれのメリット・デメリットを考慮すると・・・
手動切替方式と自動切替方式のメリット・デメリットを考慮すると、「停電していること」に気付くことさえできるのであれば自動切替方式の方がメリット面が多いように感じます。
その理由をいくつか挙げてみました。
①夜間の停電へ対応できるのが安心
昼間の停電ならばよいのですが、夜間の停電の場合には暗闇の中を切替盤まで移動しなければならなくなってしまいます。そのようなときに心配なのは転倒などのリスクです。とくに高齢になると転倒による骨折のリスクも高まりますので、自動切替方式の方が安心して生活できます。
②外出時の停電でも安心
停電になって困ることの一つに冷蔵庫に冷蔵・冷凍している食材がダメになってしまうことが挙げられます。手動切替方式でも在宅時なら停電が起きても対応ができますが、外出時にはそうはいきません。自動切替方式ではそのような心配もいらないので安心です。
③停電は短時間ごとに起こることも多いので対応が大変
停電は急に起きるのではなく、何度か短い停電を繰り返し長い停電になったり、復旧したと思ったらまたすぐに停電になるなど不定期に繰り返されることも多いです。手動切替方式だと短時間に不定期に起こる停電に何度も対応をしないといけなくなってしまいます。それに比べ、自動切替方式ではそのような停電にも対応してくれるので安心です。
停電時の蓄電池の有効活用方法
停電時には蓄電池からの電力供給で通常通りの生活を送ることができますが、電池切れを起こしてしまえば停電状態に陥ってしまいます。
そうならないように蓄えた電力を有効活用することが大切です。
停電時に使用が想定される主な電化製品
停電時に使用が想定される電化製品には照明・冷蔵庫・テレビ・パソコンなどがあります。
これらの電化製品は合計約440Wの消費電力になるので、それに合わせた蓄電容量の蓄電池を備えておくことが理想です。
蓄電池の電力を有効活用する方法
蓄電池の電力を有効活用する方法にはいろいろな方法がありますが、その中のいくつかご紹介します。
①エコキュートは夜間ブレーカーを切って運転を控える
エコキュートはお湯を沸かしておけて便利なのですが、消費電力が1000~1500Wと消費電力量が多めです。停電時は夜間にブレーカーを切って運転を控えることで電力消費を抑えることができます。
②蓄電池残量を確認しながら床暖房を含む冷暖房器具を使用する
夏や冬の停電では暑さや寒さとの戦いになりますが、冷暖房器具の消費電力はかなりの量になります。どのくらい停電期間があるのかを考え、蓄電池残量を確認しながら使用することで電力消費を抑えることができます。
③ドライヤー等の電力の大きな家電の使用はできるだけ控える
ドライヤーの消費電力はメーカーによって異なりますが、600W~1500Wと短時間ながら大きな消費電力になります。そのため、使用をできるだけ控え、使用する場合にもできるだけ短時間になるようにすることで電力消費を抑えることができます。
④IHでは大電流が必要となるため、調理は電気ケトル等の消費電力の少ない機器を使う
IHはかなりの電力消費になります。停電時には使わずに電気ケトルなど消費電力の少ないものを使用することで電力消費を抑えることができます。
まとめ
蓄電池の切り替えを手動・自動どちらの方法で行うのかは、それぞれのメリット・デメリットを把握して行うこと大切ですが、自動切替方式の方がメリット面が大きいように感じます。
ただ、どちらの方式にしても停電時には蓄電池からの電力供給で電力消費を行っていきますので、限りある電力を有効に活用できるようにすることが大切です。
普段からどのような対策をとるのかをしっかり考えておきましょう。
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