グランパパです。今回は私たち夫婦が一条工務店に対して感じた問題点とその問題点に対しての行動や知り合いからの助言などを綴りました。
私たち夫婦はたくさんのハウスメーカーを見て回り、その中から一条工務店と契約をし現在一条工務店のグランセゾンでマイホームの設計を進めています。
ですが、一条工務店さんとスムーズに本契約に至ったわけではなく、それに至るまでに悩み迷ったこともありました。
今回はそのことを下の4つに分けてご紹介していきます。
- 一条工務店での家づくりにおいての3つの課題
- 我が家の課題に対しての知り合いからの助言
- 課題に対しての我が家の行動
- 一条工務店で家を建てることへの課題の改善と考え方
一条工務店での家づくりにおいての3つの課題
我が家は一条工務店でマイホームを建てようと打ち合わせを進めるにあたり、3つの問題が出現しました。
- 「土地探し」がかなり難航した
- 最初の打ち合わせに比べ「建築費用」が大きく上昇した
- 希望していたアイスマートの設計に行き詰まった
①「土地探し」がかなり難航した
私たち夫婦が住む街には土地が少なく、人気のエリアになると不動産会社が売地の看板を立てる準備をするだけで売れてしまうほどになっています。
また、土地が少ないので地価も高騰し、安い土地になるとハザードマップにかかっていたり、場所が悪いなどの悪条件になってしまう状況にあります。
そのような中で、我が家も土地探しをしていたのですが、希望の条件に合った土地がまったく見つかりませんでした。
もちろん不動産会社に任すのではなく、私たち夫婦も土地の情報を仕入れ気になった土地があれば足を運ぶなどの行動をしていました。
そのような中において一条工務店は土地探しが苦手であり、提携していた不動産会社が紹介する土地情報も、すでに私たち夫婦が調べ足を運んだことのある土地ばかりでした。
ちなみに、きれいに整地され場所も条件も良い土地は決まってどこかのハウスメーカーの「建築条件付き」の土地であり、いくら性能の良い家を建てることができたとしても立地の悪いおかしな土地に家を建てないといけないのなら、土地を持っているハウスメーカーで家を建てた方が良いのではと考えたこともあります。
②最初の打ち合わせに比べ「建築費用」が大きく上昇した
一条工務店の担当者と打ち合わせをしながら、我が家の簡単な間取り図とその見積書を作ってもらい、紹介されたファイナンシャルプランナーさんとライフシュミレーションを確認し、どのような支払い計画になるのかを予測しました。
その予測を踏まえた上で仮契約を交わしましたが、具体的な希望を取り入れながら間取り図の作成をしてみると、最初の見積書よりも建築費用がかなり大幅に増加してしまいました。
そのため明らかに予算オーバーになってしまいました。
この予算オーバーの原因には土地の値段も関わっており、全体的な見直しが必要になってしまいました。
③希望していたアイスマートの設計に行き詰まった
現在グランセゾンで設計を進めている我が家ですが、当初はアイスマートで打ち合わせを進めていました。
我が家が一条工務店さんと契約を交わすきっかけになったのはアイスマートであり、アイスマートの2×6工法と、それに伴う耐震性・気密性・断熱性などの性能が気に入ったからこその契約でした。
ただ、アイスマートは「総二階建て」のルールにより設計がしづらく、我が家の希望の間取りをどうしても叶えることができませんでした。
このようなときに紹介されたのが新しく発売されたグランセゾンでしたが、グランセゾンは在来軸組み工法だったのでどうしても選ぶ気になれず、在来軸組み工法で建てるぐらいなら、他のハウスメーカーの2×4工法で家を建ててもよいのではと考えることもありました。
我が家の課題に対しての知り合いからの助言
一条工務店に対する我が家の課題ですが、妻の知り合いの旦那さんが建築業をされていたので相談してみることにしました。
そのときに教えてもらったアドバイスは、下の3つです。
- 高い家を買うのではなく安い家をカスタマイズする
- いつ来るか分からない地震対策よりも毎年来る台風対策が重要
- 車を住宅ローンに入れ込む
①高い家を買うのではなく安い家をカスタマイズする
一条工務店は確かにいい家を建てるが、少し割高ということでした。
他のハウスメーカーでも丁寧な家づくりをしているハウスメーカーもあるので、そのハウスメーカーで建築費用が安いのであれば、そのハウスメーカーの家をカスタマイズし、一条工務店の家に近づける方法もあるみたいです。
仮に、一条工務店が3,000万円の建築費用がかかり、他のハウスメーカーが2,000万円の建築費用がかかるのであれば、その2,000万円の家に500万円のオプションをつけて、一条工務店の家に近い家づくりをする方法もあるということです。
②いつ来るか分からない地震対策よりも毎年来る台風対策が重要
一条工務店では、地震に対する実大実験を行っているので、耐震性において他のハウスメーカーよりもかなり優れています。
ただ、100年に一度の地震を心配するよりも、毎年たくさん来る台風に耐えれる家づくりに重点をおいた方がよいということでした。
現在、どのハウスメーカーにおいても国の定めた耐震基準をクリアするように家づくりをしているため耐震性能に大きな違いはないそうです。
③車を住宅ローンに入れ込む!?
大手ハウスメーカーではできず、一部地元のハウスメーカーでならできることの一つに住宅ローンに新車の購入代金を組み込む方法があります。
新築のマイホームと同時に新車を購入しているご家庭の一部は、このような方法で新車を手に入れているみたいです。
もちろんこの方法は違法行為なので、銀行がこの事実を知れば新車購入の代金は支払いを求められることになります。
ちなみにもちろんですが一条工務店ではこの方法はできません。
課題に対しての我が家の行動
一条工務店に対する我が家の課題に対して、そのまま何もせずにいても家づくりは進みませんし課題解決に向かってできることをしました。
①他のハウスメーカーの見学
知り合いからの助言を受けて、とりあえず以前ハウスメーカー選びの際に一条工務店とは別で気になっていたハウスメーカーを再度見学しにいくことにしました。
そのハウスメーカーは、希望のエリアに建築条件付きの土地を保有していて、地元では評判も良かったため、あらためて一条工務店と他のハウスメーカーを見比べるには良い機会でした。
ハウスメーカーでは、現在の状況や一条工務店と同程度の家を建てるための建築費用などを確認したのですが、一条工務店とは規模が違うため、同程度の家づくりは厳しいと言われました。
②ライフシュミレーションの再確認
最初に作ってもらっていたライフシュミレーションですが、打ち合わせを進めていくうちに建築費用が増加してしまったため、新しく作り直すことにしました。
ライフシュミレーションを再度見直すことで、今の現状を詳しく把握しなおすこともできます。
我が家の場合は、分譲マンションに住み続けた場合と、一条工務店で家を建てた場合との違いも含めてプランを作ってもらいました。
一条工務店で家を建てた場合には、太陽光発電による売電収入が関係してくるので、住宅ローンの金額が大きくても、実際の支払いは少なくなります。
それを踏まえても、老後の大きなマイナス額は恐ろしいものでした。
③嫁が行った徹底的な「土地探し」と「空き家潰し」
土地を持っていない一条工務店で家を建てるためには、我が家が理想としている土地を探し当てないといけません。
あるとき、気になる土地がインターネットにアップされました。
もちろん、すぐに夫婦で話をして不動産会社へ連絡しましたが、すでに問い合わせがあったらしく、契約が決まっていました。
いつ問い合わせがあったのかを聞いてみると、インターネットにのせる前に、土地に”売地”の看板を立てていたら、不動産会社にすぐに問い合わせがあったとのことでした。
契約をされたお宅は、狙っていた土地の近所に住む知り合いに、その土地が売りに出されたら、すぐに連絡をくれるようにお願いしていたそうです。
これでは、土地を探すにしても勝ち目がありません。
人気がある土地は、それだけ狙っている人も多く、毎日売地にならないか見て回るぐらいないと厳しいと思いました。
若干、私は土地探しをあきらめていましたが、嫁はあきらめていませんでした。
子供を寝かしつけたあと、毎晩夜な夜な土地を探し、理想の土地がなければ売り家を見つけては、その家を更地にする計画を立てていました。
もはや執念です。
私の仕事中も、良さそうな土地や物件を見つければ、その情報を私の携帯に何十件と送ってくる状態で、もはや迷惑メールでした。
一条工務店で家を建てることへの課題の改善と考え方
我が家が、一条工務店で家を建てるにあたって課題となっていた部分については、その課題に対して夫婦で話し合い取り組むことによって、ある程度解決することができました。
①理想の土地が見つかった
一条工務店と提携している不動産会社からの土地の情報は、最後まで微妙なものばかりでした。
そのため、他のハウスメーカーで街中の建築条件付きの土地に家を建てるか、山奥の安い土地で一条工務店の家を建てるかという選択に迫られていました。
そのような状況の中、ついに嫁が理想の土地を見つけました。
その土地は、空き家だったので競合している他の方にも見つかっていませんでした。
この土地を購入したことで、現在行っている我が家のグランセゾンの打ち合わせに進んでいきます。
②家を補修する知識がない我が家は一条工務店を選んだ方がよい
知り合いからの助言では、他のハウスメーカーでも丁寧な家づくりをしているハウスメーカーもあるので、そのハウスメーカーで建築費用が安いのであれば、そのハウスメーカーの家をカスタマイズし、一条工務店の家に近づける方法もあるということでした。
ただ、私たち夫婦には、その方のような家を補修やカスタマイズする知識や技術はありません。
私の職種が建設関係なら、自分で家をカスタマイズしながら家づくりを進めることもでき楽しかったかもしれません。
ですが、何もかもが一から始めなくてはいけませんし、何よりも仕事が忙しくて時間がない・・・(^^;)
しかも、自宅開業型で事業をしようと考えているのに、それに加えて家の補修やカスタマイズの作業が入ってしまったら、寝る暇なくなっちゃいます。
そのため、どちらにしろプロの業者さんに依頼するしかなさそうですし、そうなるぐらいなら最初で一条工務店のような性能の良い家を購入した方がいいように思えました。
③グランセゾンを紹介された
自宅開業型の仕事をしやすい家づくりをしたいた我が家にとって、総二階建てのルールがあるアイスマートは、設計に無理が生じ、間取りを妥協している割に建設費用も大きくなっていきました。
無理な設計を希望している割に、希望に合うだけの住宅ローンを組めない我が家にも問題があるのですが・・・(^^;
結局、大手ハウスメーカーで家を建てるなら、高額所得者じゃないと無理なのかと、家を建てることをあきらめかけていたときに、紹介されたのがグランセゾンでした。
グランセゾンは、在来軸組み工法なのでアイスマートよりも断熱性、気密性は劣るのですが、それでも、他のハウスメーカーよりも高い性能を持っています。
また、在来軸組み工法だからこそ自由度の高い設計ができ、建築費用もアイスマートよりもおさえることができました。
我が家にとっての一条工務店の問題点とそれに対する行動と改善:まとめ
我が家にとっての一条工務店で家を建てるにあたり、クリアしないといけない問題点は3つでした。
- 私たち夫婦にとっての理想の土地を探す
- 建築費用を見直しライフプランを立て直す
- アイスマートの「総二階建て」のルールで行き詰まった設計をどうにかする
これらの問題点に対して、他のハウスメーカーと再度比較をしたり、ライフプランを数パターン作りシュミレーションしなおしたり、空き家をつぶすことを考えながら土地探しをしたりと、自分たちでできる限りのことをしました。
その結果、自分たちで理想の土地を見つけ、以前よりも詳細にライフプランを組みなおすことができました。
また、2×6工法のアイスマートではなく在来軸組み工法のグランセゾンで、総二階建てのルールがなくなり設計の自由度が出てきたことで、余計な間取りが減り、建設費用も抑えることができそうです。
本格的な設計は今からなので、まだ不明な点も多いですが、それでも、アイスマートで建てるよりは、自分達の希望の家が建つのかなぁと考えています。
たくさん迷うことは必要だと思いますが、大きな失敗だけはしたくないなぁと思います(^^;)
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