土地探し・物件探し

土地探しで行われる地盤調査「スウェーデン式サウンディング試験」について

グランパパ

こんにちは、グランパパです。土地の地盤調査「スウェーデン式サウンディング試験」について解説していきます。

家づくりにおいて気に入った土地が見つかったら、土地の地盤調査を行います。

地盤調査は「スウェーデン式サウンディング試験」という調査方法が一般的で、家づくりにおいてご自身の家の地盤調査に立ち会ったことがある方はご存知かと思います。

今回はこれから土地探しや地盤調査をされる方向けに、スウェーデン式サウンディング試験についてまとめていきます。

「地盤調査」を実施する意味

家づくりにおいては「地盤」という言葉を使っていますが、簡単に言うと家を建てるときの”土地”のことを地盤と呼んでいるだけです。

ちなみに、地盤は土地の強度を調べるときに使われる言葉であって、畑や田んぼなど作物を育てる場合には「土壌」という呼び方をします。

家を建てるときには、土地の上に基礎をつくり、そして基礎の上に家をつくるため、土地(地盤)には建物と基礎の2つの重さを支える重要な役割があります。

どれだけ基礎を強くし丈夫な家を建てたとしても、地盤が弱い場合には、建物の重さを支えることができずに家は傾いてしまうことになります。

それだけ地盤の強度は家づくりにとって重要なものだということです。

家を建てる地盤をきちんと調査していないと・・・

見つけた土地は山の上にあり地盤もしっかりしてそうだから、お金をかけて地盤調査はしなくていいや・・・。

なんて簡単に考えて家を建ててしまい、もしもその地盤が軟弱地盤であった場合、マイホームは徐々に傾いていきます。

「土地」を見つける

【土地探し】地盤調査と改良工事:軟弱地盤を見抜く3つのチェック方法

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「基礎」をつくる

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基礎の上に「家」を建てる

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軟弱地盤だと・・・

【土地探し】地盤調査と改良工事:軟弱地盤を見抜く3つのチェック方法

スウェーデン式サウンディング試験

地盤調査にはいろいろな方法がありますが、一般的に戸建てを建てるときには「スウェーデン式サウンディング試験」が行われています。

このスウェーデン式サウンディング試験は、半日ほどの作業で簡便に地盤調査を行うことができる便利な試験方法で、この試験の結果で軟弱地盤が判明した場合には、地盤の改良工事などが必要になります。

スウェーデン式サウンディング試験の歴史

スウェーデン式サウンディング試験は、1976年にJIS規格(日本工業規格)において土地の静的貫入抵抗を求める試験方法として規定されました。

土地の静的貫入方法と難しい言い方をしていますが、単純に「土地の硬さ」を調べる試験方法になります。

【土地探し】地盤調査と改良工事:軟弱地盤を見抜く3つのチェック方法

”スウェーデン”と名前がついているのは、1917年頃にスウェーデンで行われ始め、その後、周辺諸国に普及していった背景があります。

日本では、最初に国有鉄道の地盤調査で採用されたあと、1976年に日本工業規格(JIS規格)に制定され、試験に用いる装置の扱いが簡単で測定に時間もかからないということを理由に、1980年頃からハウスメーカーを中心に戸建て住宅の地盤調査に用いられるようになりました。

別名「SS試験」や「SWS試験」とも呼ばれ、現在では戸建て住宅の地盤調査方法として最も普及している試験法になります。

スウェーデン式サウンディング試験のながれ

スウェーデン式サウンディング試験は、地盤調査を行う土地の複数の地点のチェックを行っていきます。

戸建て住宅の場合では5つの測定点(その土地の四隅と中央)で調査を行うのが一般的です。

試験のながれを簡単に説明すると以下の通りです。

  1. スクリューポイントを測定点に鉛直に立てる
  2. 最初に5kgの荷重で確認
  3. 荷重によるロッドの貫入を確認
  4. 貫入が止まったときには重さを変更し「③」を繰り返す
    「15kg・25kg・50kg・75kg・100kg」
  5. 100kgでも貫入しないときには測定終了

次の4つのいずれかに達したときには測定を終了します。

  • スクリューポイントが硬い層に達したとき
  • ロッドの回転時の反発力が著しく大きくなったとき
  • 大きな石などに当たり、その上で空転したとき
  • 貫入深度が10メートルに達したとき

報告書の見方

スウェーデン式サウンディング試験が終了すると、地盤調査報告書をもらえます。

地盤調査報告書の書式は業者ごとで異なりますが、ある程度の項目を知っておくと報告書の中身を理解することができます。

貫入の深さ地面からの深さ
荷重ロッドにかけた荷重
5kg・15kg・25kg・50kg・75kg・100kg
半回転数
Na
荷重だけで沈まない場合のロッドを半回転させた数
25cm貫入させるのに必要な半回転数
1mの半回転数
Nsw
半回転数を1mあたりに置き換えたもの
Nsw=Na×100/L(L=貫入量)
換算N値地盤の固さを表す指標
値が大きいほど固い
推定土質調査によって予想される土質
貫入状態下の別表を参照

貫入状態は、地盤調査中のロッド貫入時の音や感触などを表現したものです。

この情報からも、地盤の状態を把握します。

ストン荷重だけでロッドが沈む弱い地盤
スルスルストン・ジンワリの間
ジンワリスルスル・ユックリの間
ユックリゆっくりと貫入していく
打撃荷重とロッドの回転では貫入しない
上部より打撃を加える
貫入不能打撃を加えても貫入しない

貫入状態は、擬音が多く、実際にスウェーデン式サウンディング試験を見たことがないとイメージしにくいかもしれませんが、この表現の通りにロッドが貫入します。

軟弱地盤だと勢いよくロッドが貫入するし、固い地盤だとまったく貫入しません。

報告結果の考え方

スウェーデン式サウンディング試験では、5kg~100kgの荷重をかけ、その上でロッドを回転させて地盤調査を行っていきます。

  1. (荷重)
  2. (荷重)+(回転)
  3. (荷重+α)
  4. (荷重+α)+(回転)
  5. (③と④)を繰り返す

このときに、重い荷重をかけながらロッドを回転させた方が、地盤に与える力は強くなるので、強い負荷をかけることのできる地盤の方が固い地盤ということになります。

地盤調査を行っている業者ごとで多少の評価の違いがあるかもしれませんが、一般的に100kgの荷重をかけ、ロッドを回転させないと貫入しない地盤は良質な地盤といえます。

逆に、軽い荷重をかけるだけで貫入してしまう地盤は軟弱地盤といえます。

地盤について:まとめ

土地を購入する際には、気に入った場所の土地を購入することも大切ですが、地震や台風、洪水などの自然災害のことを考慮することが重要になります。

軟弱地盤の購入にあたっては、地盤の改良工事を行うことで建物への被害のリスクを減らすことができますが、それには多額の費用もかかります。

地盤の改良に多額の費用を使うのならば、しっかりした地盤の土地を見つけ、地盤改良に使うはずだったお金を建物の建築費用にあてることの方が理想的です。

良い土地との出会いはタイミングですが、慌てて土地を購入し、その土地がリスクたっぷりの軟弱地盤ということがないようにしましょう。

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