台風は、夏から秋にかけて南洋で発生し、やがて北上して日本に上陸、毎年大きな被害を与えます。
台風の規模や進路は予想されるので、テレビ・ラジオの台風情報に注意し充分な用意をしましょう。
台風対策
台風が近づいたとき
停電に備える
懐中電灯、電池式ランタン、電池式ラジオなどを用意しておきましょう。
浴槽に水を溜めておくとトイレの排水などに活用できます。
雨樋
落ち葉や泥を取り除いて、水はけをよくしておきます。
また、雨樋の接合部が外れていたり、受け金具が緩んでいないかを確認し固定しておきましょう。
排水溝
敷地内の雨水は速やかに敷地外へ排出することが大切です。
敷地内や周辺の排水溝や溜め桝を点検し、雨水が速やかに流れるように掃除をしましょう。
アンテナ
屋根の上などに設けられたアンテナは、台風の強風に耐えられるかどうかを確認しましょう。
植木
強風で枝が折れて建物を破損したり、電線などに引っ掛かっては大変です。
添え木をしたり、張り出した枝、電線に近い枝などは切り落としておきましょう。
屋外コンセント
よく見回って雨水などが入らないように確認しておきましょう。
台風の襲来時に
雨水の吹き込み
台風の襲来時には、強い風雨が横殴りに叩きつけられるので、思わぬところから雨水が吹き込むことがあります。
あらかじめ各部屋にタオルや雑巾を用意して備えましょう。
なお、この場合、あとで雨漏りの箇所をみつけるのは難しいものです。
雨漏りのあったときは、そのときの風の方向を記録しておくと後日の点検や補修に役立ちます。
窓ガラスが割れたとき
万一、窓ガラスが割れたときは、合板かビニールをガラスの割れた箇所に合わせて切り取り、釘もしくは粘着テープなどで窓枠に固定しましょう。
台風が去ったら
住まい
風通しを良くし、濡れたものを早めに乾かしましょう。
切れた電線
感電の恐れがあるので、近寄らず、すぐに電力会社に連絡しましょう。
台風後の点検
- 屋根瓦のずれ、はがれ
- 雨樋のたわみ、外れ、詰まり
- 屋根の谷部分やバルコニーの排水口の詰まり
- 破風板、鼻隠しの損傷
洪水警報が出たら…
浄化槽のブロアーは、冠水の恐れがある場合には一時的に電源を切っておきます。
床下収納庫は中身を出しておきましょう。
また、床下浸水の恐れがある場合には、家具や寝具、畳などを2階に移動しましょう。
浸水時は水道が使えなくなることがあります。
やかんやバケツなどに水を準備しておきましょう。
浸水したら…
床下浸水では水が引いたあと、なるべく早く乾かすことが必要です。
また、床下を消毒することが大切です。
消毒は、薄めたクレゾール液、または逆性石鹸をジョウロで地面が濡れる程度に散布するか、消石灰を全体が白くなるように撒きましょう。
湿っているところに撒くことにより効果が高まります。
消毒液に記載されている注意事項をよく守って散布しましょう。
床上浸水すると、床や壁に相当の期間、湿気が残ります。
部屋や押し入れ、家具などの掃除・乾燥が必要です。
床や壁に異常が見受けられる際は、一条工務店サポートセンターに連絡します。