地震の発生を予測する技術は日々進んでいる状況にありますが、今のところまだ難しい状況にあります。
それだけに、日頃から万一に備える姿勢が大切です。
とくに、火災による二次災害が最も大きな被害の原因になるので、火の始末には十分に注意をしましょう。
地震対策
地震の知識
地震発生とともにニュースで伝えられる「震度」と「マグニチュード」。
「震度」は地表面でどの程度の揺れがあるかを表すもので、一つの地震でも場所によって大きさが異なります。
一方、「マグニチュード」は地震そのものの大きさを表します。
このうち震度については、人体や建物の影響によって、0~7の震度階級に分けた「気象庁震度階級」が利用されています。
震度 | 説明 |
---|---|
1 | 屋内にいる人の一部がわずかな揺れを感じる。 |
2 | 屋内にいる人の多くが揺れを感じ、電灯などのつり下げ物がわずかに揺れる。 |
3 | 屋内にいる人のほとんどが揺れを感じる。棚にある食器類が音をたてることがある。 |
4 | つり下げ物は大きく揺れ、座りの悪い置物が倒れることがある。 |
5弱 | 大半の人が恐怖を覚え、物につかまろうとする。座りの悪い置物の大半が倒れ、棚にある食器類が落ちることがある。 |
5強 | 大半の人が物につかまらないと歩くことが困難になる。テレビが台から落ちることがあり、固定していない家具が倒れることがある。 |
6弱 | 立っていることが困難になる。固定していない家具の多くが移動し、倒れる物もある。 |
6強 | 立っていることができず、這わないと動けない。固定していない家具のほとんどが移動し、倒れる物が多くなる。 |
7 | 固定していない家具のほとんどが移動したり倒れたりして飛ぶことがある。 |
万一の地震に備えて
家具の転倒防止
タンスや食器棚などの転倒防止には、安定した配置に心掛けるとともに、市販の金具などで固定しておくことが有効です。
家具の転倒防止
家具の転倒防止に備えて固定しておきましょう。
落下物
家具や棚に重いものを載せることは、大きな地震のときには危険です。
人が下にいる可能性がある高い棚などには、重いものを載せないようにしましょう。
火気使用室
火を使う器具周辺は整理・整頓しておきましょう。
また、消火器などはすぐ手の届く場所に設置しておきましょう。
地震が来たら…
まず、火の始末
使用中のガスコンロやストーブなどの火を消します。
非難が必要な際は、分電盤のアンペアブレーカーのスイッチを切り、住まいに送られる電気を止めましょう。
次に出口の確保
地震の揺れによって窓枠やドア枠が変形し、開かなくなることがあります。
揺れ始めたらできるだけ早く、戸や窓を開け、避難出口を確保しましょう。
比較的大きな地震には、余震が発生することがあるので、揺れが収まったあとでも引き続き注意が必要です。
地震後の点検
地震後、住まいを充分に点検する習慣をつけましょう。
大きな損傷箇所が発見された場合は、一条工務店サポートセンターに連絡します。
- 屋根瓦のズレ
- 基礎、外壁の亀裂
- 給排水管の漏水、ガス漏れ
- 建具の開閉
- 門扉の亀裂、傾き