蛍光灯にはさまざまな種類があり、それぞれに特徴を持っています。ここでは簡単に紹介するので交換の際の参考にしてください。
蛍光灯の分類
蛍光灯は、その形状などにより大きく3つに分類されています。
交換の際は、蛍光灯の型番をチェックして使っている照明器具に合うものを選びましょう。
直管蛍光灯
システムキッチン、洗面化粧台などに使用しています。
FL型、FLR型、FHF型の3種類があるので、型番をチェックして同じものを選びます。
種類 | 特徴 |
---|---|
FL型 | 3種類の中で最も古い蛍光灯です。FLR、FHFの照明器具に装着しても点灯しません。 |
FLR型 | FL型に比べ、短時間で転倒するなど機能面で改善された蛍光灯です。 |
FHF型 (Hf型) | 上記2つに比べ、省エネかつ明るい光を出すことができる蛍光灯です。専用の照明器具が必要です。 |
電球形蛍光灯
白熱電球用のソケットに直接装着して使用できる蛍光灯です。
A型、G型などの形状があり、システムバスの天井灯にはD型を使用しています。
環形蛍光灯
蛍光灯を環状にした蛍光灯で、シーリングライトなどに多く使われています。
光色とその特徴
蛍光灯にはさまざまな色が用意されています。
それぞれの色がどのような場面に向いているかを紹介します。
三波長型蛍光灯
蛍光灯の色味をより自然に見えるように改善されたものです。
また、同ワット数の蛍光灯と比較して明るく見えるため、省エネ効果もあります。
型番の光色の前に「EX」とプラスされて表現されるのが一般的です。
色温度(ケルビン値)
ケルビン値とは、光の色味を数値で表したもので、数値が高いほど青っぽくなり、低いほど赤味を帯びた色になります。
蛍光灯には数種類の色があり、お部屋に合わせてお好みで選ぶことができます。
光色 | 特徴 |
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昼白色 型番:D | ケルビン値:6500K 青白い光が特徴。集中力が高まる効果があるとされ、子供部屋やオフィスなどに使用されるケースが多い。 |
昼光色 型番:N | ケルビン値:5000K 自然な色の風合いを出し、比較的どのような部屋でも場を崩すことがない |
電球色 型番:L | ケルビン値:2800K 赤みを帯びた色が特徴で、リビングなどで落ち着きのある空間を演出するのに効果的 |