グランパパです。すのこベッドを購入するときにはメリット・デメリットをしっかり確認しておきましょう。
「すのこベッド」はベッドの床板がすのこ状になっているベッドフレームのことです。
ベッドフレームにはいろいろな形のものが存在しますが、すのこが床板に使われていれば”すのこベッド”と呼ばれるみたいです。
今回はすのこベッドの特徴について、その構造やメリット・デメリットを解説していきます。
すのこベッドの構造と材質
まずはすのこベッドの構造について説明していきます。
一般的なすのこベッドの構造はとてもシンプルで、土台となる角材に一定の間隔で板を打ち付けているだけのものになります。
そのため、角材の太さや打ち付ける板の厚み、使用する木材の種類などによって、ベッドの強度や寝心地が大きく変わります。
使われている木材は「桐(きり)・檜(ひのき)・杉(すぎ)・パイン材」の4種類が代表的なものです。
それぞれの木材に特徴がありますのでお好みの木材を選ばれると良いと思います。
木材 | 特徴 |
---|---|
桐(きり) | ・とても軽い ・熱伝導率が低い ・湿気に強い |
檜(ひのき) | ・防腐性や虫に強い ・耐朽性に富む ・リラックス効果のある香り「ヒノキチオール」 ・光沢のある白い木肌 |
杉(すぎ) | ・安価 ・湿気を調節できる |
パイン材 | ・柔らかい ・リラックス効果のある香り「フィトンチッド」 |
すのこベッドを使うことでのメリット
すのこベッドのメリット部分についていくつか挙げてみました。
①通気性に優れているのでカビ対策になる
すのこベッドの最大の特徴はその通気性の良さです。
人は寝ている間にコップ1杯分の汗をかくと言われていますが、使っているマットレスを毎日干すわけにはいきません。
そのためマットレスとベッドフレームの間には湿気が溜まってしまいますが、すのこベッドでは通気性に優れているので湿気を溜めることなく逃がすことができます。
メンテナンスが不要なわけではありませんが、通気性の悪い張り板に比べるとカビが発生するリスクが低く、ダニの発生や繁殖を防いでくれる効果も期待できます。
②マットレスに熱がこもらず涼しく眠れる
夏場の暑い夜はマットレスだと寝苦しいこともありますが、すのこベッドでは床板がすのこ状になっているので、空気が循環し寝ている人の熱もこもることなく発散されます。
基礎代謝が高い方はクーラーをつけても背中側だけが暑くなり、なかなか寝付けない方もいらっしゃいます。
そのような方はすのこベッドの涼しさを試してみるのも良いかもしれません。
③木の香りが楽しめる
すのこベッドは「桐(きり)・檜(ひのき)・杉(すぎ)・パイン材」などの木材でつくられます。
木の温もりと香りを楽しむことができ、寝室を落ち着ける空間にすることができます。
リラックス効果のある香りを楽しみましょう。
すのこベッドを使うことでのデメリットと対策
すのこベッドは通気性が高いので夏場は涼しく使えますが、通気性が高い分冬場は寒さが増してしまいます。
とくに使用するマットレスが薄い場合には床板側から熱気が逃げてしまうので、どれだけ布団をかぶっても寒くなってしまいます。
また、寒い空気は窓部分から侵入してくるので、ベッドを窓際に配置しているときにはさらに寒さが増してしまいます。
そのため、寒がりの方がすのこベッドを使う場合には冬場の寒さ対策をしっかりしておく必要があります。
対策①:敷きパッドを使用する
マットレス側が冷たくなってしまうので”敷きパッド”を敷くことで防寒対策をすることができます。
最近は「吸湿発熱」の機能を持った敷きパッドが販売されているので、利用することで暖かく眠ることができます。
吸湿発熱性とは、空気中の水分子が繊維に吸着した際に発生する熱(収着熱と言われる)を利用し、温感を持たせる機能です。
対策②:窓からの冷気を遮断する
室内に外気が入り込む一番の原因は窓のサッシや窓ガラスです。
しっかり窓を閉めていてもサッシや窓ガラスが外気で冷やされ、それによって室内の暖かい空気も冷やされてしまいます。
そのため、いかにサッシや窓ガラスによって室内の空気を冷やさないようにするかが重要になります。
対策としては、窓ガラスに断熱用のシートを貼り、床まで届く厚手の断熱カーテンでサッシからの冷気を遮断するのが効果的です。
対策③:ベッドの下にカーペットを敷く
すのこベッドは床からの冷気が伝わりマットレスが冷えてしまいます。
そのため、床とベッドの間にカーペットを敷くことで床からの冷気を防ぐことができます。
ただ、ベッドの下にカーペットを敷くことでほこりが溜まりやすくなる上、ベッドの下は掃除もしづらいので他の対策をしてもまだ寒さがおさまらないときに行うのが良いと思います。
おすすめのすのこベッド3選
すのこベッドの特徴を理解したところで、おすすめのすのこベッドを3つご紹介していこうと思います。
ヘッドレスタイプのすのこベッド
シンプルに使いたいのならヘッドレスタイプのすのこベッドがおすすめです。
シンプルなのでマットレスカバーのデザインにも合いやすく、どのような部屋にでも馴染みやすいのが特徴です。
脚の高さ調節ができるものもあるので、お部屋の雰囲気に合わせて高さ調節をしたり防寒対策をしやすいと思います。
檜(ひのき)すのこベッド
檜(ひのき)を使用したすのこベッドは、森の中にいるような清涼感のある香りが楽しめます。
心地良い香りの中でのリラックス効果を感じましょう。
棚付きすのこベッド(コンセント付き)
ベッドでゴロゴロしながらスマホやタブレットを操作する方は充電ケーブルをどこから引いてくるか困ってしまうことが多いです。
お部屋のコンセント位置は決まっているので、ベッドの配置に失敗してしまうとコンセントの延長ケーブルを遠くから引かなくてはいけなくなってしまいます。
そのようなときには、コンセントがついている棚付きのすのこベッドがおすすめです。
失敗しない『すのこベッドの選び方』|まとめ
すのこベッドは通気性が高く、日本の気候に合わせた使い方をしやすいベッドです。
通気性が高いことで冬場の寒さ対策は必要になりますが、それでも通気性が悪くカビが発生したマットレスで眠るよりも全然良いと思います。
木の温もりと香りを楽しみながら眠ることができるすのこベッドを見比べてみて、理想的なベッドを見つけてみましょう。
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