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桐・檜・杉・パイン材?『すのこベッド』を購入するときにおすすめの材質は?

グランパパ

グランパパです。すのこベッドを購入するときには使われている材質も確認した方が良いみたいです。

すのこベッドを購入する際にはデザインや価格だけで選ぶのではなく、どのような木材が使われているのかを考えることも重要です。

その理由は、使われている木材によって性質が異なるため、使い心地も大きく変わるからです。

人の睡眠時間は1日の約3分の1もあるので、その時間を過ごすベッド選びもしっかりとしたいものです。

木の性質や特徴を考えてすのこベッドを選ぶことで、長い目でみたときの満足度が全然違ってきます。

今回はすのこベッドに使われる木材の性質についてまとめましたので、ご自身に合った材質を探してみましょう。

すのこベッドに使われる4種類の木材

すのこベッドに使用される木材には代表的なものに「桐(きり)」「檜(ひのき)」「杉(すぎ)」「パイン材」の4種類があります。

木材という意味ではひとくくりにできますがその性質は異なります。

それぞれの木材の特徴をまとめましたので確認してみましょう。

桐(きり)の特徴

桐・檜・杉・パイン材?『すのこベッド』を購入するときにおすすめの材質は?
引用:森林・林業学習館

桐は北海道南部から南の地域で植栽されている木材で、福島県(会津桐)や岩手県(南部桐)、新潟県、茨城県などが有名です。

最近では国産の桐材は超高級品となってしまい高価なため、桐製の家具のほとんどが輸入されたものを使用しています。

ちなみに、”桐(きり)”という名前の由来は

  • 切ってもすぐに芽を出しどんどん成長するため「キル(切る、伐る)」
  • 木目が美しいので「木理(キリ)」

などからきているそうです。

①軽い

桐は成長が早くたくさんの水分を含んでいるので、切り倒されて乾燥することでとても軽い木材になります。そのため、桐製のベッドは組み立ても他の木材に比べて楽にすることができ、組み立ててからベッドを移動させることもしやすいです。

②防湿効果・防虫効果

桐は湿気に強く、湿度が高くなると膨張して湿気の侵入を防ぎ、乾燥すると収縮して通気性を良くします。また、虫が嫌うタンニンを多く含んでいるので防虫効果があります。桐タンスが有名なのはこれらの効果があるからです。

③耐火性・断熱効果

桐は古くなるほど耐火性が強くなる性質があり、発火温度は400℃を超えると言われています。また、熱伝導率が低いので冬は冷たくなりにくく、夏は暑くなりにくい特徴を持ち断熱効果に優れたベッドになります。そのため、桐のベッドは冷え性の方や暑がりの方におすすめのベッドになります。

檜(ひのき)の特徴

桐・檜・杉・パイン材?『すのこベッド』を購入するときにおすすめの材質は?
引用:森林・林業学習館

檜は福島県東南部以南の本州、四国、九州に分布し、古くから建築用材として用いられてきた木材です。

ちなみに、”檜(ひのき)”という名前の由来は

  • 火がつきやすいので火おこし様に用いられていた「火の木」
  • 神宮の建築用材に使われていた「霊(ひ)の木」
  • 神宮は天照大神(太陽神)の建物「日の木」

など諸説あるみたいです。

①加工しやすく・強度が高い

檜は緻密でほとんど狂いがなく加工もしやすいので、日本では最高品質の建築用材として、昔から神社や仏閣の建築材料として使われてきました。とくに優れているのは強度で、伐採してから200年間は強度が増し、その後1000年かけて徐々に強度が落ちていくといわれています。

ヒノキ造りとして世界最古の木造建造物として法隆寺が挙げられますが、1300年経った今もしっかり維持されており、檜が木材として耐久性や保存性が世界最高レベルだということを表しています。

②「ヒノキチオール」によるリラックス効果のある芳香

檜は抗菌効果や炎症を鎮める働きをもつ「ヒノキチオール」という成分により特有の芳香があります。リラックス効果のある独特の香りは、ヒノキ風呂やヒノキ酒器などとして多くの方を癒しています。

杉(すぎ)の特徴

桐・檜・杉・パイン材?『すのこベッド』を購入するときにおすすめの材質は?
引用:森林・林業学習館

杉は日本にだけ存在している木で、日本の固有種になります。

日本で最も植林された木で北海道の南部以南のほぼ日本全土にスギ林は存在しているため、安価で手に入れることができます。

①軽くて柔らかく・加工がしやすい

杉は高くまっすぐに育ち木目が直線的なので、柔らかく加工がしやすいのが特徴です。また、軽い木材になります。

②断熱効果

木目がまっすぐで空気をたくさん含むため断熱性に優れています。また、細胞と細胞の間にたくさんの水分を含むことができるため、湿気を調整する機能も優れています。

③安い

杉は成長が早く手に入れやすいことから、安価な木材として流通しています。

パイン材の特徴

桐・檜・杉・パイン材?『すのこベッド』を購入するときにおすすめの材質は?
引用:e-LIVING

パイン材はマツ科の木からとれる建材のことを指しています。

そのため、パイン材の種類はさまざまで、暖かな赤道直下のインドネシアが原産のものもあれば、ロシアやカナダのような寒い地域で育ったものもあります。

①柔らかい

パイン材は柔らかいので心地よい肌触りとぬくもりを感じることができます。ただ、他の木材に比べて特に柔らかいので傷がつきやすいデメリットもあります。

②色が変化する

パイン材は明るめの色が特徴的ですが、使うにつれて飴色に変化していきます。この変化を魅力として捉えられる方にはおすすめですが、色が変化することが気になる方にはおすすめできません。

③「フィトンチッド」によるリラックス効果のある芳香

パイン材からは「フィトンチッド」によるリラックス効果のある香りがします。また、フィトンチッドには消臭や抗菌作用もあります。

木材の特徴まとめ

同じすのこベッドだとしても木材の種類によって寝心地や香りに違いがあります。

すのこベッドを購入するときには、木材の性質を考慮して選ばれると良いと思います。

桐(きり)檜(ひのき)杉(すぎ)パイン材
防湿効果
断熱効果
軽さ
じょうぶさ
香り

木の種類ごとの性質を表にまとめました。

防湿効果や断熱効果を重視したい方には「桐のすのこベッド」がおすすめです。

また、じょうぶさや香りを重視したい方には「檜のすのこベッド」がおすすめです。

あとはデザインや価格を検討されて購入されるのが良いと思います。

ご自身に合ったベッドを探しましょう。

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