グランパパです。一条工務店の”基礎”についてまとめました。
家の土台になる”基礎”にはベタ基礎や布基礎などの種類がありますが、一条工務店ではすべての土地で地盤調査を実施し基礎の種類の選定を行います。
この地盤調査ではスウェーデン式サウンディング試験機を用いた地盤調査を行いますが、地盤が軟弱で・ベタ基礎などの施工では十分といえない場合には、杭を打ち込んで基礎を補強する地盤改良工事なども行います。
一条工務店の基礎は厳しい自社基準による高耐久・高耐震のものが標準仕様になっているので、地震のときに加わる大きな力を分散して支えることができ優れた耐震性を誇ります。
震度7の地震でも、建物をしっかりと支えられるだけの強度を持っているので、確かな信頼性と安全性が認められています。
今回は建物の土台となる基礎について、その種類や概要をまとめていきます。
なお、地盤調査で行っているスウェーデン式サウンディング試験については別の記事でまとめていますので、興味がある方はそちらをご参照ください。
契約中のハウスメーカーに疑問を抱いたときには別のハウスメーカーの話を聞くことがおすすめです。別のハウスメーカーとの関係も築いておきましょう!!
無料で間取りプランをGetできるタウンライフを見てみる≫≫家の土台となる”基礎”とは?
「基礎」とは、地盤(地面)と建物の間にある建物を支えるコンクリート部分のことを言います。
”建築物本体”を上部構造と呼ぶのに対して”基礎”は下部構造とも呼ばれ、基礎をつくる工事を基礎工事と言います。
地盤調査をして特に問題がなければ、「布基礎」や「ベタ基礎」などをつくる工事が行われますが、軟弱地盤であった場合には「ソイルセメント」や「小口経鋼管」を用いて軟弱地盤の補強工事が行われます。
基礎の種類
布基礎
布基礎は逆T字型の断面形状で、連続した鉄筋コンクリートになっている基礎です。偏りがなく比較的に安定した地盤に適しています。
ベタ基礎
ベタ基礎は建物の下部全体を板状の鉄筋コンクリートで固めるものです。家の荷重を全体で受け止めることで、やや不安定な地盤でもしっかりと家を支えることができます。
ソイルセメント
ソイルセメントは軟弱地盤に対して行う改良工事で使用します。地中にセメント系固化剤と水を混ぜたものを注入しながら原土と混ぜ合わせます。その混ぜ合わせたものにより柱を形成して建物の水平を保つようにします。
小口経鋼管
小口経鋼管は軟弱地盤に対して行う改良工事で使用します。軟弱地盤に対して、小口経鋼管を地下の安定した地盤まで回転させながら打ち込み、建物を支えて水平を保つようにします。
地盤調査の結果、軟弱地盤であった場合でもソイルセメントや小口経鋼管などで補強工事をすることによって家を建てることはできますが、その分の費用はもちろん余計にかかってしまいます。
一条工務店の基礎の概要
一条工務店の家づくりの土台となる基礎(ベタ基礎・布基礎)について概要を表にまとめました。
立ち上がり幅 | 160㎜ |
ベース厚 | 布基礎:190㎜・ベタ基礎:200㎜ |
GL~基礎天端 | 布基礎:420㎜・ベタ基礎:420㎜ |
主筋径 | Φ16㎜ |
コンクリート設計基準強度 | 24N/㎟ |
床下換気方法 | オリジナル基礎スペーサー |
基礎巾木仕上 | アクリル弾性樹脂ポリマーセメント系ローラー塗装仕上げ(グレー) |
立ち上がり幅
立ち上がり幅は基礎の立ち上がりの部分の幅で、建築基準法では120㎜以上と規定されています。
建売物件では120㎜のものが多いですが、多くのハウスメーカーでは150㎜が一般的みたいです。
ベース厚
ベース厚はベースコンクリートの厚みのことで、建築基準法では120㎜以上と規定されています。
ベースコンクリートは建物の全重量を支える重要な役割があります。
GL~基礎天端
GLとは”Ground Line”の略で「地盤面」のことです。
基礎天端は”きそてんば”と読み、基礎の立ち上がりの天端を意味します。
建築基準法では300㎜以上と規定されています(フラット35の基準は400㎜以上)。
主筋径
主筋は”しゅきん”と読み、主筋の太さが太いほど基礎は強くなります。
主筋の役割には
- 荷重を負担する
- 部材の剛性を高める
- クリープの抑制
などがあります。
「クリープの抑制」とありますが、クリープとは部材に荷重が作用し続けるときに時間の経過と共に変形が増大する現象です。
コンクリート設計基準強度
コンクリート構造物の構造設計において、基準とするコンクリートの圧縮強度のことを設計基準強度といいます。
24N/㎟は、大規模な修繕を必要としない期間がおおよそ65年程度、及びおおよそ100年程度で比較的高品質の鉄筋コンクリート造とされています。
床下換気方法
基礎と土台を縁切りすることで、基礎コンクリートの水湿分を土台が吸収することなく腐食を未然に防止し、また、床下に湿気がたまりにくくなるようにし床下の耐久性を向上させます。
一条工務店の家づくりでは玄関等の内土間・システムバス下は、気密性を保持するために換気口無しの「気密スペーサー」を使用しています。
また、スペーサー部分からの防火・防虫を目的として、スペーサー用の金網を外周部の基礎スペーサー側面に使用しています。
基礎巾木仕上
住宅の基礎にモルタルを塗って化粧することを一般的に「基礎巾木仕上げ」と言います。
一条工務店の家づくりでは弾性塗料でひび割れしにくい「アクリル弾性樹脂ポリマーセメント系ローラー塗装仕上げ」になります。
色は洋風・和風タイプ共通でグレーです。
基礎の種類とその概要|まとめ
家づくりにおいて建物を支える基礎部分の強度はとても重要なものになります。
家の間取りや外観だけではなく、土台となる基礎がどのようにつくられているのかを知ることとても重要なことです。
興味がある方は他のハウスメーカーの基礎も確認してみると勉強になると思います。
”家は性能”、されど性能だけではより良い生活は送れません。家づくりはたくさんのハウスメーカーから情報収集をしてご自身にあったマイホームを設計することが大切です。最近では、家づくりに関するとても便利なサイトも増えてきたので活用しましょう!!
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