グランパパです。今回は「緊急地震速報のしくみ」についてまとめていきます。
地震対策はしっかりした知識を持つことが大切です。
どのように地震が起き、どのように建物を揺れ倒壊するのかをしっかりと把握し地震対策を行いましょう!!
地震対策については全7回に分けて詳しくまとめていきますので読んでいただければと思います。
今回は「緊急地震速報のしくみ」についてまとめていきます。
緊急地震速報のしくみ
「緊急地震速報」は、地震の発生直後に各地での強い揺れの到達時刻や震度を予想し知らせる情報のことです。
そこで生活する人々は、緊急地震速報があることで強い揺れが起こる前に自らの身を守ることができます。
また、電車などの公共の乗り物のスピードを落としたり、工場で使用される機械の制御を行ったりするなどの活用もされています。
緊急地震速報のながれ
地震の発生情報を素早く知るために重要な緊急地震速報ですが、下の図のようなながれで地震の情報は知らされています。
緊急地震速報のながれ
- 地震発生!!
- 震源近くの地震計で地震波を確認
- 気象庁が、震源や規模などを自動計算する
- テレビ・ラジオ・携帯により緊急地震速報をお知らせ
緊急地震速報までのながれは、基本的に強い揺れが起こる前に行われますが、震源に近いところでは速報が間に合わないこともあります。
緊急地震速報のしくみ
地震が発生すると、震源から揺れが波となって地面を伝わっていきます。
この揺れには、縦揺れ(P波)と横揺れ(S波)の2つがあり、縦揺れの速度は5~7km/秒、横揺れの速度は3~4km/秒と1秒間に約3kmの速度の違いがあります。
緊急地震速報では、この縦揺れと横揺れの速度の違いを利用し、地震の発生直後、震源地に近い地震計で観測したデータを解析して、地震の規模や震源地からの各地域への到達時刻・深度を推定し発表しています。
地震で起こる縦揺れと横揺れの特徴は別の記事でまとめています。
関連記事:地震で起こる『縦揺れ』と『横揺れ』
地震の観測体制
緊急地震速報には、地震を観測する体制がとても重要です。
現在、緊急地震速報には、全国約690か所の気象庁の地震計・震度計に加え、国立研究開発法人 防災科学技術研究所の地震観測網(全国約1,000箇所)が利用されています。
全国にこれだけの地震計や震度計があるおかげで、地震が起きても速やかに緊急地震速報を発表することができるみたいです。
緊急地震速報の実際
地震で起こる縦揺れと横揺れの速度の差を利用して行っている緊急地震速報ですが、緊急地震速報が間に合わない地震もあります。
それが、「直下型地震」です。
直下型地震は、都市部などの直下にある断層がずれ動くことで発生する地震で、地震の規模が小さいものでも地面が大きく揺れ、被害が大きくなることがあります。
直下型地震の代表的なものに、1995年に起きた阪神淡路大震災が挙げられます。
また、震源地から距離があり、緊急地震速報に余裕があったとしても、非常に危険な地震が「海溝型地震」です。
海溝型地震は、海の底の陸側プレートと海側プレートの境界がずれ動くことで発生する地震で、地震の揺れと共に大きな津波も発生します。
そのため、地震の揺れがおさまったあとの津波にも注意をしなければいけません。
海溝型地震の代表的なものに、2011年に起きた東日本大震災が挙げられます。
海溝型地震と直下型地震の特徴は別の記事でまとめています。
関連記事:『海溝型地震』と『直下型地震』のメカニズム
緊急地震速報のしくみ|まとめ
緊急地震速報によって把握できる地震の到達時間は、数秒から数十秒後とわずかな時間でしかありません。
ただ、この緊急地震速報があることで、地震に対して身構えることができ、被害を最小限に食い止める方法をとることができます。
地震がいつきてもいいように、常日頃から”もしも”を考え、どのような準備が必要かを考えておきましょう。
防災を考えるにあたっての必須アイテムは「防災リュック」です。
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